kaigo_goods’s diary

快適な暮らしを送る介護グッズや介護サービスのご案内。

窓越しに佇む私

 誰かのせいではないけれど、仕事がなかなか決まらない。無職。。。不安。
 多分、今流行りの風邪のせいに違い無い。

コロナ。
 家でゆっくりゆったりと過ごせばいいものの。。。街は人、人、人。
 お陰様でどの介護施設にアプローチしても頑なに扉は閉まったまま。

新薬

待望の新薬が開発された。アルツハイマーに効くらしい。それはアルツハイマーの進行おさえる検証されているようだ。もちろん完治の薬は未だ開発途上だが、今回の新薬は多くの患者様に希望をもたらすだろう。

クリス ジョウ

あなたならどうしますか?

ある障害者グループホームで実際に起きた事件です。

 

深夜。廊下は静まりかえっている。そ~っと居室Aの扉が開き、男Aが迷わず斜向かいの居室Bへ向かった。ガンガンガン。足に思いっきり力を込めてその居室トビラをを蹴り続け、つぎには両手でトビラをチカラまかせに連打した。ドドドドドーン。ホールウェイに打音がなりひびく。

 

おもむろに居住者男Bが出てきて男Aに飛びかかった。Bはスポーツに長けているのか右フック左ストレート右アッパーと間髪入れずに攻撃を続けた。Aは間もなく崩れ落ちた。身を丸め、Bのキックに耐えた。

 

Bがが鳴るように言った。「謝れ!」そして、キック、パンチ、ビンタ。。。「謝れ!」「謝れ!」
「謝れ!」

 

このトラブルはニ時間にも及んだ。一般的にはトラブル発生直後に仲裁に入り、即二人を引き離しそれぞれに明るい話題をふって気をそらす。認知症なら直ぐにトラブルのことが記憶から消えてなくなるからだ。

 

だが今回の傍聴者はそれをしなかった。Aに近付き、この事件の始まりについて事細かくAに解いた。二時間言葉を発しなかったAが喋り始めた。「そんな事を私が始めたんですか?」記憶にあるかとたずねた。答えはNOだった。

 

この遣り取り一部始終を見聞きしていたBはおだやかな表情を浮かべ、手を差し伸ばしてAと握手した。